12と12

マタ19:28「まことに、あなたがたに告げます。世が改まって人の子がその栄光の座に着く時、わたしに従って来たあなたがたも十二の座に着いて、イスラエルの十二の部族をさばくのです」
黙示録には24の座があり、12部族と12使徒がすわるであろうと考えられています(黙4:4)。聖書には「予兆」と「成就」の関係が多く書かれています。最初のアダムと、最後のアダムすなわちイエス様の関係(1コリ15:45)、最初の聖霊降臨と現在の聖霊の働き(先の雨、後の雨としてヨエル2:23など)、神殿と教会の関係…など、先にあるものは後に来るものを予兆し、後から来るものが最初の予兆の答えを導くような関係です。12部族と12弟子も同じ関係にあると思います。血によって生まれた12部族の祖先たちは、イエス様の選びによって集まった12弟子と大きく違っています。ユダヤ人は神によって選ばれ、約束の地に行きました。彼らの選びの証しは「血」です。一方、12弟子たちは、2組の兄弟を除いて血のつながりはありません。彼らの選びはイエス様の選びと「信仰」です。信仰によって恵みは、神の選ばれた民族だけではなく、すべての人に与えられるようになりました。