ｴﾚ3:10「このようなことをしながら、裏切る女、妹のユダは、心を尽くしてわたしに帰らず、ただ偽っていたにすぎなかった」
背信と裏切りはどちらが悪いのでしょうか？英語でも「faithless」「unfaithful」と意味に差がないような単語をつかっています。個人的なイメージですが、背信は隠れて見つからないように不正をすることで、裏切りは当事者、関係者を含めて目の前では信頼を得ながら、裏では背くという感じです。イスラエルの高き所では、バアル、アシュタロテの像がありました（士10:6）。これはユダの国も目撃しており、公然と偶像崇拝を行ってきたのです。ユダ王国には比較的主に従う王が出てきますが、それでもアビヤ王の時代には偶像があったことが書かれています（2歴14:3）。主はユダ王国が主に従うフリをした分、罪は重いと訴えています。むしろまことの神をそっちのけで偶像崇拝をしていたイスラエルのほうがまだまし…と読み取れます。クリスチャンでありながら、逃れられない悪癖に捕まっている人たちがいます。酒、タバコなどはその代表ですが、仕事、趣味、その他ありとあらゆる依存を感じさせるものは避けるべきです。１日たりとも、悪癖から心が離れないなら、その人は「私は主を信じている」と言いながら、偶像崇拝をして主を裏切っているのです。
