続・美しの門

使4:14「そればかりでなく、いやされた人がふたりといっしょに立っているのを見ては、返すことばもなかった」
いやされた人とは美しの門にいた、生まれつき足のきかない男のことです(3:2)。美しの門の奇跡は男の数で5千人が救われるきっかけになりました(4)。この男は40歳余りだと書かれています(22)。生まれてから40歳まで、歩くことはおろか立つこともままならず、誰かに何かに乗せてもらい宮に運んでもらい、施しを求めていたのです(3:2)。彼は歩いたり、踊ったりして主を賛美しました(8)。毎日、宮を通る者なら誰でも彼を見たことがあったので、この奇跡は大センセーションになりました。この男はペテロとヨハネにつきまとっていた…とあります(3:11)。ペテロとヨハネが指導者、長老、祭司たちの前で証ししているときも、傍らにいたのです。たったひとりが癒され、神の栄光を現しただけで、5千人もの人が信じるようになったのです。ペテロが最初にかけた言葉は「私たちを見なさい(3:4)」でした。聖霊に満たされているとき、何気ない思いがものすごい導きだったりすることがあります。ペテロが最初に男を見たとき、5千人の魂が救われる確信があったのでしょうか?おそらくなかったと思います。聖霊に従うことは、結果を予測することではなく、神の栄光を第一に考える思いを持つことではないでしょうか?