遣わされた預言者

エレ14:14「あの預言者たちは、わたしの名によって偽りを預言している。わたしは彼らを遣わしたこともなく、彼らに命じたこともなく、語ったこともない。彼らは、偽りの幻と、むなしい占いと、自分の心の偽りごとを、あなたがたに預言しているのだ」
預言者には2種類あることがわかります。主の名によって預言している者と、主に遣わされて預言する者の2種類です。現代にも預言者はいると思いますが、主が遣わされているかどうかは大きな問題です。頼まれてもいないのに、「あなたの言葉を民に語っておきました」というのは、なんだか厚かましい気がします。自分たちに都合の良いことを語る預言者はいつの時代にも好まれます。イスラエルの王たちは、いつもそのような預言者を近くに置き、心を慰めていたのです。日本の政治家の多くが、占い師のところに通っていることは有名ですが、まったく同じ原理が働いているのだと思います。戦争も飢饉もない…と思いたいのはやまやまですが、主の計画は違っています。平和が人だけの世界で実現するなら、神はいらないでしょう。しかし主は人の心が神に向くように願っています。それゆえ、人の望むような平和が来るのは、人と神が完全に和解したときだと思います。