2つのいちじく

エレ24:2「一つのかごのは非常に良いいちじくで、初なりのいちじくの実のようであり、もう一つのかごのは非常に悪いいちじくで、悪くて食べられないものである」
いちじくはイスラエルの象徴ですが、2種類のいちじくがあるとエレミヤは主に教えられています。良い実を結ぶのは、人が増えたり成長したりすることです。イエス様もいちじくの木には期待していたことが福音書に書かれています(マコ11:13)。実がならない時期でしたが、いちじくは葉をつけていました。枝が柔らかくなり、葉が出ると夏が近づいていることを示しています(マコ13:28)。イエス様がいちじくを見たときには夏が近づいていました。本来ならイエス様の信仰によって実をつけさせることもできたでしょう。しかし弟子たちに信仰を教えるために、あえて呪い枯らしてしまったのです。それは山に向かって「海に入れ」といっても、その信仰のとおりになることを教えるためでした(マタ21:21)。エレミヤもいちじくを通してある悟りを教えられています。良いイチジクの実には希望があります。それは主に立ち返り、主に仕えることができることです(7)。人類に与えられた希望は、すべてここに集約されます。主に立ち返り、和解することができるかどうかです。エレミヤにはいちじくしか見えていませんが、そこには大きな主の計画が隠されているのです。