守る人守らない人

エレ35:19「それゆえ、イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる『レカブの子、ヨナダブには、いつも、わたしの前に立つ人が絶えることはない』」
神の家で酒を飲ませて何をしようというのでしょうか?「神の人ハナンの子らの部屋に連れて来た(4)」とありますが、この部屋は首長たちの部屋の隣であり、守衛室の上にありました(4)。神殿の中でも重要な部屋です。レカブ人の祖ヨナダブはエフー王の時代に異教徒と戦った人です(2王10章)。約270年間、彼らは酒を断ちました。主はこの人たちを試すようにエレミヤに命じたのです。神殿の重要な部屋に通され、預言者エレミヤから「酒を飲みましょう」と誘われるなら、断れない状況のように思えます。クリスチャンも同じことを経験しているはずです。葬式に出ると焼香するように促され、断ることができないとか…ある特定の環境下では、個人より公的な意思が優先されることがあります。そんなときはっきりと「わたしはまことの神以外は拝みません」と言えるなら、レカブ人が得た称賛を受けることが出来るでしょう。270年の間にこんな誘惑は何回あったことでしょう?信仰を持つことはリスクを伴います。それは神の意思と世の考えがずれているからです。レカブ人のようになれることを願います。