黄金の神殿は木造

1王6:18「神殿内部の杉の板には、ひょうたん模様と花模様が浮き彫りにされており、全部、杉の板で、石は見えなかった」
神殿は土台や壁に石が使われ、内側はすべて金を延べた杉材で作られていました。石は8万人の石切職人が総出でかかり(5:15)、その場で加工、化粧が施されたため神殿の作業場では石を打ち鳴らす音は聞こえなかったと書かれています(7)。嘆きの壁ヘロデ王が修復した神殿の名残りですが、それを見るなら神殿は石で作られた、パルテノン神殿と同じよなイメージがあります。しかし聖書をよく読むなら、神殿には大量の木材が使われており、さらに木の上から金を施していることが判ります。特に神殿内部は杉の板しか見えず、石は見えなかったとあります。ヘロデ王が神殿を修復したのに46年かかりました(ヨハ2:20)。ソロモンがわずか7年で神殿を完成することができたのは、父ダビデの入念な準備にソロモンの知恵が加わった結果だと思います(38)。2人とも主への心からの感謝と賛美であふれていたからです。