エフーの欠点

2王9:34「彼は内にはいって飲み食いし、それから言った。『あののろわれた女を見に行って、彼女を葬ってやれ。あれは王の娘だから』」
血だらけのイゼベルを踏みつけた後で食事をするとは、エフーの感覚はかなり冷たいものです。次いで彼はアハブ家を根絶やしにし(10:7)、バアルの像、祭司たちを皆殺しにしました(10:28)。エフーの心には、エリヤの預言が植わっており、主の言葉に冷酷なまでに従う姿は圧巻です。しかし金の子牛に仕えることはやめませんでした(10:29)。何かが決定的に足りないクリスチャンがいます。聖書を毎日読み、祈り、礼拝は欠かさない…基本はしっかりしています。しかし酒から離れられない、タバコをやめられない、ギャンブルをし続けてしまう、など主から取り扱われなければならない悪癖を心に残したままならば、エフーと同じだと思います。神との関係において「これだけは別」というようなものを残してはいけません。「あの人だけは許せない」と、いつまでも心を別の思いで支配させないで、すべてを主の前に差し出し取り扱ってもらうことが必要だと思います。