エリシャの骨

2王13:21「人々が、ひとりの人を葬ろうとしていたちょうどその時、略奪隊を見たので、その人をエリシャの墓に投げ入れて去って行った。その人がエリシャの骨に触れるや、その人は生き返り、自分の足で立ち上がった」
わずか1節に書かれているこの事実は驚くべき内容です。エゼキエルが骨に向かって預言したとき、骨に肉がつき、皮膚で覆われ、霊が吹き込まれる…という話がありました(エゼ37章)。似ている話とは言いませんが、骨が関係していることは共通しています。古代のイスラエルでは遺体を埋めるのではなく、洞穴や洞窟を利用して異体を安置することが葬ることとされていました。イエス様もアリマタヤのヨセフが用意した、岩を掘った場所に葬られました(マタ27:60)。エリシャの墓も彼の痛いが安置されていただけのものだったと推測できます。名もない人たちが、名も知れない人を葬ろうとしたとき事件は起きました。エリシャの体には聖霊の力がまだ残っていたのです。それはやがてイエス様が十字架にかかったとき、生き返るための骨だったのではないでしょうか?(マタ27:52)