ﾏｺ9:44「そこでは、彼らを食ううじは、尽きることがなく、火は消えることがありません」
４４節と４６節を欠く写本もあるようです。イエス様が言われたのはイザヤ書の一番最後の言葉の引用でした。「彼らは出て行って、私に背いたものたちの屍を見る。そのうじは死なず、その火も消えず（ｲｻﾞ66:24）」…「彼ら」とは神に従った人たちのことです。イエス様は彼らが出て行ったところの名前はゲヘナだと言っています（43）。そこでは体は虫によって食い尽くされ、燃やされる火も消えない、とあります。地上で生きている間に、神と出会い、よく悟って悪から身を離していないならつまづいてしまいます。つまづきは避けられないにしても、それに支配されることは神の望むことではありません。イエス様は、体の一部を切り離してもいいから、誘惑から逃れよ…と教えています。誘惑につかまり、つまづき、心にわだかまりを持ったまま主の前に出ることがあってはなりません。すべてを主にゆだね、自分で裁くことをやめましょう。善悪を自分で判断したときから、罪はスタートするのです。それは自分の体がうじに食い尽くされることのないためです。
