エースを送った町

1コリ4:17「そのために、私はあなたがたのところへテモテを送りました。テモテは主にあって私の愛する、忠実な子です。彼は、私が至る所のすべての教会で教えているとおりに、キリスト・イエスにある私の生き方を、あなたがたに思い起こさせてくれるでしょう」
テモテとパウロはルステラという町で最初に出会っています(使16:1)。テモテは当時から評判の良い弟子で、パウロはすぐに気に入り、伝道旅行に帯同させました。テモテはパウロの伝道のやり方を自分の目で見、牧会のやりかたを学びました。言うなれば、パウロの懐刀のようなものです。手紙の内容が進むにつれて、コリント人の中に高慢な思いがあることが明らかにされてきました。それはちょうど日本人に語られているような錯覚に陥る言葉でもあります。知識が十分でも、神を信じることが出来ない…神などいなくても自分たちの悟りだけで人生を生きていける。こんな思いが日本人の中にもあります。最近の日本の新築マンションなどには、床の間がないそうです。仏壇を置かない家族が増えてきているからです。頭は良くても厄介なコリント人にテモテはどうやって問題を解決したのでしょうか?パウロは「思い上がっている人たちの、ことばではなく、力を見せてもらいましょう(19)」と語っています。信仰は理解ではなく、行いに転じて初めて完成するのです。