急に見捨てる

ガラ1:6「私は、キリストの恵みをもってあなたがたを召してくださったその方を、あなたがたがそんなにも急に見捨てて、ほかの福音に移って行くのに驚いています」
教会の中をかき乱す者がいることは残念なことです(7)。福音をゆがめるとは「主を心から愛しなさい」「隣人を心から愛しなさい」と、律法を全うするように教えても、「イエス・キリストは復活しなかった」と結論付けるようなことです。ある部分は認めても、肝心なところは否定するように教えるのは異端の常套手段です。パウロもペテロも、ユダヤ教キリスト教の大きな違いを伝えることに苦労しました。割礼はその代表的な問題です。日本では神社で礼拝するとき何度おじぎをして、手を何回たたいて…などの決まりごとがあります。仏教徒のわりに、神道の儀式も覚える日本人は器用だとは思いますが、節操のなさも天下一だと思います。ガラテヤの人々がわずかな時間ででたらめな福音に走ったことは、日本人として笑えません。ペテロが体験したように何度、天から汚れた動物が降りてこようとも(使10章)、主からの大切なメッセージが心に留まっていない人は、わずかな言葉で惑わされるのです。