契約の箱の運び方

1歴13:7「そこで彼らはアビナダブの家から神の箱を新しい車に載せた。ウザとアフヨがその車を御していた」
契約の箱は1度きり作られそれ以来、新しい契約の箱は作られていません。つまり作られた当時のままです。そうならば、箱には元々運ぶための金の輪が四隅にあったはずです。その金環にアカシヤ材の棒を通して、ケハテ族のみが担ぐことが出来るようになっていました(出25;12-15、民数4:4)。ダビデの考えた運び方は今までのものとは違っていました。もし契約の箱が転びそうにならなかったら、ウザも死なずにすんだでしょうか?そうかも知れません。しかし、人が担ぐべきものを車に乗せ、動物に引かすのはあまりにも飛躍した考え方だったように思います。牛がひっくり返りそうになったのも偶然ではありません。また契約の箱が放置されたオベデ・エドムの家が祝福されたのも偶然ではないと思います。主が大切なことを知らせるための出来事だったのです。何か不都合なことが起きたとき、主のメッセージが隠されているはずです。心を主に向けて、主からのメッセージを聞く態度を持つ人は幸いだと思います。