ダビデが建てられなかったわけ

1歴22:8「ある時、私に次のような主のことばがあった。『あなたは多くの血を流し、大きな戦いをしてきた。あなたはわたしの名のために家を建ててはならない。あなたは、わたしの前に多くの血を地に流してきたからである』」
ダビデの治世40年の間は、ダビデの考えたオリジナルの天幕に契約の箱を置き、祭司たちが常に仕え、賛美を捧げていました。しかし肝心の主のほうは「なぜあなたがたは、わたしのために杉材の家を建てなかったのか;と一度でもいったことがあろうか」と預言者ナタンに語っています(2サム7:7)。主は人のこしらえた宮などにはお住みになりません(使17:24)。それでもダビデは「私が杉材の家に住んでいるのに、神の箱は天幕の中にとどまっています(2サム7:2)」と言い、天幕ではなくもっと立派な建物こそ主にふさわしいと思っていたのです。最終的には、ダビデは神殿の建設することを許可されませんでした。その理由は多くの血を流したから…というものですが、個人的な意見としては賛美中心のダビデの考案した天幕が気に入っており、止めさせたくなかったのではないかと思っています。それゆえ、「ダビデの倒れている仮庵を起こし…昔の日のようにこれを建て直す(アモ9:11)」と預言され、現在の教会のリバイバルにつながっているのです。