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2020年にアフリカで何百万というバッタが、農作物を襲いました。通常はバッタは群れを作らないで単独で生きています。なぜ、バッタが急に群れを作るのかはわかっていません。アフリカの砂漠地帯でいきなり現れたバッタの大群は、偏西風に乗るように東へ向かい、アラビア半島、中東、インド方面に向かっています。サバクトビバッタの名前は、砂漠を飛ぶという名前のとおり、低温の地方では生息できません。そのため、バッタの大群はヒマラヤ山脈の越えることができず、中国や東南アジア方面にはきませんでした。バッタの寿命は成虫になってから数週間から数ヶ月程度のため、長い距離を移動中に繁殖していき、新しい子孫は色が変わり、凶暴化していきます。箴言に｢いなごには王はないが、みな隊を組んで出て行く(箴言30:27｣ということばあるように、どこを目指すのかを指示するバッタもいないのに、彼らは食料を求めて飛び続けるのです。
