詩篇122篇 主の部族が上って来る

詩122:4「そこに、多くの部族、主の部族が、上って来る。イスラエルのあかしとして、主の御名に感謝するために」
主の前に出ることは律法に定められています(出34:23)。律法では過越し、7週の祭り、仮庵の祭りの3回は男子全員が主の前に出ることになっています。この律法に従いイエス様もエルサレムに向かったのです(ルカ2:42)。しかし、長い間エルサレムは異邦人の手に落ち、神殿は破壊され、律法の示す通りには行えませんでした。1948年、イスラエル再建国をしても、神殿は回復せず、神殿にあった場所にはイスラムの黄金ドームが建ち続け、神殿の痕跡はわずかに神殿を囲っていた壁が残っているだけです。それでも嘆きの壁を目指して多くのユダヤ人、キリスト信者、その他観光客が祈りを捧げています。現在ではイスラエルが核保有国なのは公然の秘密となっており、面と向かってイスラエルに戦争を仕掛ける国はなくなりました。第3次中東戦争のときにはすでに核の実戦配備が可能になっていたという話もあります。実際には1979年に偵察衛星がインドの西、南大西洋沖で大きな閃光を確認しています。核保有したイスラエルには、イスラム教国がイスラエルを追い出そうと7か国が束になってもかなわなかった歴史があります。現在でもダビデの時代の都上りの歌は歌われています。平和になったエルサレム目指して、主の部族は再び上ってくるでしょうか。