ダニエル12章 多くの者が目をさます

ダニ12:2「地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます。ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに」
黙示録にある第一の復活のことを指しているのでしょうか(黙20:5)。難しいダニエルの預言ですが、「終わりの時まで、秘められ、封じられているからだ(9)」とあるように、簡単に理解できるものではありません。黙示録では、「傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた(黙13:5)」と書かれており、42か月がポイントになります。1か月を30日と計算して42か月は30×42=1260日となり、ダニエルの預言の1290日(11)より短い時間です。そして何よりも「荒らす忌むべきもの(11)」は、イエス様も引用されている(マタ24:15)ので大切なキーワードになると思います。「常供のささげ物が取り除かれ(11)」とイエス様の言われた「聖なる所に立つ(マタ24:15)」は同じことを別の角度から説明しているように見えます。神の聖所には定められた人しか入れず、祭司以外がささげ物を捧げることもできません。現在はエルサレムに神殿はありませんが、やがてエゼキエルが預言した神殿が建つようになります。このとき、注意深く何が起きるかを見ていなければなりません。焦って解釈しないことです。すべては秘められ、封じられているからです。