ヨブ記8章 その信頼はくもの巣だ

ヨブ8:14「その確信は、くもの糸、その信頼は、くもの巣だ」

ビルダデは神を忘れる者の道は(13)、くもの糸のような細いものに頼っているようだと例えています。「くもの巣」はヘブル語で「bayit(バイヤス)」と言い、「家」とか「家事」の意味があります。英語では「web」で、インターネットのことさす単語でもあります。現在ではどの国でもインターネットをつなぎ、過去にあったテレビ、新聞などのどのメディアよりも速く情報を伝えるツールになっています。電気や水道のように、ライフラインの一部となっており、家庭にインターネットが引かれていなくても、スマートフォンを介してネット情報を知ることができます。この「くもの巣」の中では、情報以外に娯楽やギャンブルなども含まれており、インターネットに依存してしまうなら、性格が破壊されかねません。神を信じない人たちの頼るものが「くもの巣」だと書かれているのは、まさしくインターネットに頼る人たちのことを指しているように思えます。しかし、逆にインターネットの中では、聖書に関する情報も満載で、使い方によっては、聖書の解説本を買わなくても、多くの知識を得ることができます。快楽のためにくもの巣に寄りかかるなら、それはもちこたえられないでしょう(15)。くもの巣には、人生を支える力などないのです。