レビ記26章 彼らの無割礼の心はへりくだり

レビ26:41「しかし、わたしが彼らに反抗して歩み、彼らを敵の国へ送り込んだのである。そのとき、彼らの無割礼の心はへりくだり、彼らの咎の償いをしよう」

ユダヤ人が迫害にあったのはキリスト教の普及にともなったものでした。いじめの構図は、キリスト教ユダヤ教でもあり、多数派のキリスト教徒はことある度にユダヤ人が諸悪の根源だと噂を流し迫害してきました。宗教改革で有名なマルチン・ルターもユダヤ人をキリスト教に改宗すべく働きましたが、ユダヤ人のあまりにも頑固な態度に一転してユダヤ人迫害をしています。ユダヤ人はローマでの反乱を最後に散り散りになり、世界中に分かれて移住するようになりました(AD73年)。それ以来、ユダヤ人は一貫して現政府には反抗しない態度を取り続け、キリスト教徒が嫌がる職業につき、生き延びてきました。その中に金融業があり、結果的にはユダヤ人は嫌われているが、金持ちという構図が出来上がっていきます。日本の江戸時代に商人が金を儲け、大名に金を貸したのによく似ています。世界の歴史は徐々に金融が支配するものに変わり、イスラエル建国のときでも金は大きな力となりました。現在のイスラエルでは、防衛費3兆円規模で、人口800万人の国としては破格の防衛システムだと言えます。徴兵には女性も含まれ、迫害された歴史の影には二度とどこかの国の支配を受けないという意気込みを感じます。