民数記1章 六十万三千五百五十人であった

民1:46「すなわち、登録された者の総数は、六十万三千五百五十人であった」

ダビデが一度人口調査をしたことがあります(1歴21章)。このとき、ダビデにはサタンが入り人口を数えさせたとあります(1歴21:1)。しかし、民数記では1章で人口調査が行われ、さらに26章でも2回目の調査が行われています。神は数など数えなくても、人口がどれだけいるかはご存知です。それは人の頭の毛の数さえ数えられている神に、不可能はないからです(マタ10:30)。なぜ2回も人口調査をしたのかはわかりませんが、2回目の調査では601、730人と若干数を減らしています(26:51)。一つの要因としては、シメオン人とミデアン人の女との姦淫の罪で、シメオン族はこの事件で24000人死んでいます(25:6-9)。それでも、各部族が一定の人口を保ち続けたのは、荒野にいる間でも婚礼があり、子どもが生まれていたからだと思います。5万人も6万人も壮年の男子がいるなら、それに準じて女子の数もいたはずです。各部族を超えて結婚しなくても、同族同士の中でも婚姻でき部族の血を保つこともできたでしょう。王の家系が書かれている箇所では、母がどの部族出身かが書かれている場合があります。おそらく、各部族は同じイスラエルということで親戚関係になっていたのだと思います。