1歴代誌26章 主の宮を修理するために

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1歴26:27「彼らは、戦いで得た分捕り物を、主の宮を修理するために聖別してささげた」

ダビデの徹底した神殿の準備には驚かされます。門衛だの(1)、宝物倉(24)だの、まだ完成されていない神殿に仕える部族とその割り当てが決められています。ダビデが指名しているこれらの人々が本当に仕事に就くのはまだだいぶ先のことです。なぜなら、いま契約の箱が置かれているのはダビデが考案したダビデ・オリジナルの幕屋で門や宝物倉などもないからです。実際に神殿ができるのはソロモンが王になってから11年目で、実際に建築にかかった年数は7年だったとあります(1王6:38)。ダビデの治世40年目のことが書かれていますが(31)、晩年のダビデは年老いて体も暖まらなかったと列王記にあります(1王1:1)。それでも部下を集め神殿についての最後の注意を語っています(28:1-10)。そして神殿の仕様書はソロモンに手渡されました(28:11)。ダビデの神殿構想の中には、やがて主の宮を修理することもありえるだろうと計画してありました(27)。ただ建てるだけでなく、古くなり修理には金も必要だと考えていたのです。ここで門衛などに任命された人たちは11年後にその職に就くことになります。ダビデの神殿に対する情熱と計り知れない将来への備えは、ただただ頭が下がるだけです。