1歴代誌28章 金の杯については

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1歴28:17「純金の、肉刺し、鉢、びん、金の杯については、それぞれの杯の目方、銀の杯について、それぞれの杯の目方」

ここに書かれている金の杯、銀の杯はバビロン捕囚のときに持ち去られ、やがてベルシャツァルが宴会を開いたときに王の妻、貴人たちに見せびらかせています(ダニ5:2)。それほどイスラエルには金が豊富にあり、ソロモンの時代には神殿にあった器はすべて金で、銀は価値あるものとは見なされていませんでした(1王10:21)。ダビデが用意したものは神のためのものでしたが、ソロモンはそれに加えて自分の使う器まで金にしたのです。これらの金、銀でできた器や用具は代々受け継がれていましたが、ヒゼキヤの時代に何を血迷ったかバビロンの王メロダク・バルアダンの使者に宝物倉の中身を全部見せています(2王20:13)。バビロン捕囚はヒゼキヤより100年もあとのことですが、バビロンはユダ国に豪華な宝があることを知ることになります。それはあたかも徳川埋蔵金を現代でも追いかけるようなものです。徳川幕府が倒れて150年経っても20兆円あるとも言われる埋蔵金があると信じる人は後を断ちません。ダビデが用意した主のための金だったのに、誰も神に目を向けず、黄金だけに目をとめています。神殿が黄金に輝くのは神にふさわしいものですが、いつの世でも神より黄金に興味がるのが人間です。