2歴代誌9章 すべてのことを彼に質問した

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2歴9:1「ときに、シェバの女王が、ソロモンの名声を伝え聞き、難問をもってソロモンをためそうとして、非常に大ぜいの有力者たちを率い、らくだにバルサム油と、多くの金および宝石を載せて、エルサレムにやって来た。彼女は、ソロモンのところに来ると、心にあるすべてのことを彼に質問した」

シェバの国はどこだかはっきりしていませんが、イスラエルの東側はヨルダン、レバノン、シリア、イランがあり、これらの国はヨアブやアモン人、エドム人がいたことはわかっています。もし、シェバがこれら以外だとするならエジプトを除いたアフリカの国が有力な候補となります。多くの清書学者がエチオピアスーダンあたりを候補に挙げていますが、はっきりしたことはわかりません。ただ、シェバという国が非常に豊かな国であり、女王を国の統領としていることから、エジプトの文化の影響を受けているものと考えられます。そして、この女王は「心にあるすべてのこと(1)」をソロモンに質問したとあります。もちろん、質問の内容は書かれていませんが、人生や宇宙の起源のことも尋ねたのでしょうか。ソロモンに「解き明かせなかったことは何一つなかった(2)」と書かれています。おそらく、このシェバの女王も知性が高く、好奇心が旺盛だったために日頃から不思議に思うことが多くあったのでしょう。ソロモンは彼女をとても気に入ったようで、「彼女が求めた物は何でもその望みのままに与えた(12)」とあります。黒人の国だと推測できるシェバには、宝石や金が豊富にあり、知性の豊かな女王がいたようです。