2列王記18章 エジプトに拠り頼んでいるが

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2王18:21「今、おまえは、あのいたんだ葦の杖、エジプトに拠り頼んでいるが、これは、それに寄りかかる者の手を刺し通すだけだ。エジプトの王、パロは、すべて彼に拠り頼む者にそうするのだ」

本当にエジプトのパロは同盟を結んだ国に対して、裏切ってばかりいたのでしょうか。もし、そうならエジプトは信頼を失い、どの国もエジプトと盟約を結ぶのを嫌がるでしょう。これは創世記に出てくる蛇が最初にエバに言ったことばに似ています。「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはならない、と神は、ほんとうに言われたのですか(創3:1)」とあり、「どんな木からも食べてはならない(創3:1)」と「どの木からでも思いのまま食べてよい(創2:16)」とでは根本的に意味が違っています。このように本物のように見せるテクニックにかけてはサタンはずば抜けています。ラブ・シャケもユダ国の民に向けて、彼らに聞こえ、理解できるようにユダの言葉で話しかけています(26)。そして、ヒゼキヤが本当にユダ国の民を守ってくれるかどうかを見極めて正しい判断をするように促しています(19-25)。この狙いは城内にいる兵士や民に不信感を抱かせ、うまくいけば内乱を引き起こし、アッシリアが場内に侵攻する前に決着がつくようにと策略したのだと思われます。しかし、アッシリアの将はどうしてユダの言葉をしゃべれたのでしょうか。この時代にはアラム語やヘブル語などがメソポタミア地方では多く話されており、アッシリアアラム語をおもに話していたようです(26)。