箴言2章 悪を行なうことを喜び

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箴2:14「悪を行なうことを喜び、悪いねじれごとを楽しむ」これはソロモンの箴言ですから、ことばの中にある「わが子よ(1)」は息子レハブアムに宛てたものではないでしょうか。とはいうものの、700人の妻を持っていたソロモンが「他人の妻から身を避けよ(16)」と言ってもあまり説得力はないと思います。なにしろ、レハブアムの母はナアマというアモン人で、生粋のイスラエル人ではありませんでした(1王14:21)。レハブアムは妻を18人、そばめを60人持っており(2歴11:21)、父ソロモンほどではないにしろ、多くの妻とそばめを持っていました。ソロモンが箴言を読んだ頃と、妻たちにそそのかされて他の神を拝むようになった頃とは違っています(1王11:3)。年をとったソロモンには知恵の力も失われ、主を恐れることを忘れ、悪に道に足を踏み入れてしまいます。自分が読んだ箴言のことばとおりに、知恵に耳を傾け、英知を求めて声を上げていれば(2-3)、晩年のソロモンの人生も変わっていたでしょう。ソロモンの知恵のことばは箴言として残されていますが、同時に伝道者の書を記したのもソロモンです。すべての欲が叶い、もうこれ以上の贅沢は望めなくなったとき、サタンは悪の道へと誘い、人は簡単にささやきに心を奪われてしまうのです。