1列王記14章 名はナアマといい、アモン人

1王14:21「ユダではソロモンの子レハブアムが王になっていた。レハブアムは四十一歳で王となり、主がご自分の名を置くためにイスラエルの全部族の中から選ばれた都、エルサレムで十七年間、王であった。彼の母の名はナアマといい、アモン人であった」

国が2つに分裂してからは、聖書の記述もユダとイスラエルの出来事が交互に描かれちょっと混乱してしまいます。ユダとイスラエルのそれぞれの王の息子の名前は「アビヤ」と同じで(1、2歴12:16)、列王記には「アビヤム(31)」と最初に書かれていますが、このことも混乱の原因のひとつです。死んだほうのアビヤはヤロブアムの息子で、彼が生きていればユダとイスラエルに同じ名前の王が誕生していたことになります。実際に、イスラエル8代目の王とユダ6代目の王のはアハズヤと同名です(22:40、2王8:24)。また、イスラエル11代目の王とユダ17代目の王の名もエホアハズで同じです(2王10:35、2王23:30)。レハブアムはソロモンの罪の申し子で、彼の母はアモン人だと書かれています。また、父ソロモンにならい、妻は18人、そばめが60人いたとあります(2歴11:21)。しかし、彼のもっとも愛したのは叔母にあたるアブシャロムの妹マアカだとも書かれています(2歴11:21)。母はアモン人、妻とめかけを多く持ち、おまけに叔母との関係を持っていたとなると、レハブアムの罪も神の目には大きかったと思います。