2歴代誌20章 アハズヤと同盟を結んだ

youbube チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCiH2__OOu9VDtHgMvYg6fjA

2歴20:35「その後、ユダの王ヨシャパテは、悪事を行なったイスラエルの王アハズヤと同盟を結んだ」

ヨシャパテはアハズヤの父アハブとも同盟を結んでいます(18:1)。それは同胞であるイスラエルと敵対することを好まなかったのか、あるいはやがてイスラエルとはひとつになり再びダビデ、ソロモンのときのようなイスラエル統一を考えていたのかもしれません。それにしてもよりによってイスラエル史上最も悪王の誉れ高いアハブ、アハズヤの時代に同盟を結んだのでしょうか。韓国の元大統領、文在寅南北朝鮮統一を政策に掲げて立候補しました。当時のアメリカ大統領は北朝鮮金正恩と語り合おうとした唯一のリーダーで、2019年に会談が実現しています。そのとき文在寅は仲介役をしたとして、会談に立ち会い必死にアピールしましたが、報道などを見ている限り、蚊帳の外という感じでした。ヨシャパテも南北統一を夢見ていたのでしょうか。しかし、アハブは誰よりも主の前に悪事を行ない(1王1:30)、彼の妻はシドン人イゼベルでバアル信仰を持つ、野心家でした(1王1:31)。ここではヨシャパテがタルシシュへの船団を作るように書かれていますが、実際はオフィルへ金を取りに行こうとしたのです(1王22:48)。ヨシャパテの心の隙に入った誘惑に主は船を壊すことで警告を与えています(37)。