へりくだりなさい

1ペテ5:6「ですから、あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです」
ペテロだけではなく、ヤコブも同じことを言っています(ヤコ4:10)。2人の使徒が同じ意見で、聖書に同じように書くなら無視できません。へりくだるには、ある程度の実力が必要です。イエス様に習うなら、「神のあり方を捨てることができないとは考えないで、ご自分を無にして、仕える姿をとり(ピリ2:6)」とあるように、もっとも高い位から最も低い位になっても人に仕えることを実践されたのです。人格がすぐれて、尊敬できる人に仕えることができるなら幸いです。多くのリーダーに欠点があり、人の上に立つポジションに付くなら、間違いなく高慢になり手がつけられなくなるでしょう。聖書が教える世界は愛を中心にした世界です。「わたしが正しい」といつも主張するなら、それが事実であっても、問題はこじれていくだけです。善悪を知ることは、裁きを引き起こしかねません。悪を常に放置することはできませんが、自分で裁き制裁を行うなら、ちょっとニュアンスが変わってくると思います。主にゆだね「みこころのままに」と、さばきを主にゆだねることが必要なのではないでしょうか?