ゼパニヤ2章 主の怒りの日に

ゼパ2:3「主の定めを行なうこの国のすべてのへりくだる者よ。主を尋ね求めよ。義を求めよ。柔和を求めよ。そうすれば、主の怒りの日にかくまわれるかもしれない」
この預言が「主が、彼らを訪れ、彼らの繁栄を元どおりにするからだ(7)」と同じ頃に起きるとするならば、イスラエルが再建国した現代にも当てはまるのではないでしょうか。イスラエルアラブ諸国に囲まれており、ほとんどがイスラム教の国々です。アラブ人がイスラム教を受け入れた理由は「反白人主義」あるいは「脱ヨーロッパ」の傾向があります。イスラムの語源には「帰依する」というものがあり、ア・ラーの神は突き詰めると聖書の神エホバと同じ神になります。ただし、コーランと呼ばれる彼らの戒律は、旧約聖書の教えとはかなり違っていると言わざるを得ません。それでも、彼らは偶像を持たず、ほとんどは1日5回の祈りの捧げる敬虔な信者です。しかし、どのアラブ国でも支配者がおり、彼らが気にいるようにしか国を納めません。国の利害が関わるなら、当たり前のように紛争が起き、戦争に発展します。それはキリスト教国でもおなじで、結局、神が直接支配する国などないのです。それでも神の前でへりくだり、隣国には奉仕や寄付を行なう国ならば、主は天からご覧になって怒りを鎮められるかもしれません。アブラハムから生まれたイシュマエルを祖とするアラブ人は、元来温厚で争い好きな民族ではないのです。