ヨブ36:9「そのとき、神は、彼らのしたことを彼らに告げ、彼らがおごり高ぶったそむきの罪を告げる」
ヨブはおそらくエリフに反論しようとしたのだと思います。「しばらく待て(2)」はそんなヨブがしゃべろうとするのをエリフがさえぎって話し続けた様子を表しています。人がしゃべろうとするのを静止してまで一気に自分の主張をしようとする…これもエリフの若さの現れでしょうか?経験はないけれども、「神のために言い分がある(2)」と神の弁護士気取りです。それでもエリフの言うことがすべて悟りを得ていないとは限りません。「神はいと高く、私たちには知ることができない(26)」はエリフの悟りだと思います。それは、人知を超えた存在を認めているエリフの信仰から来ているのでしょう。もし、罪を犯した者がいるなら、神は彼らのしたことを告げるとあります。これは正しい者に目を注ぎ(7)、また悪い者であってもその罪を知らせ、いきなりさばきを行うことはないことを示しています。神は教師となって人を導いてくださいます(22)。エリフはヨブが罪を犯したのなら、何かしら神からのサインがあったのではないかと言っているのです。