ヒメナオとピレト

2テモ2:18「彼らは真理からはずれてしまい、復活がすでに起こったと言って、ある人々の信仰をくつがえしているのです」
彼らとはヒメナオとピレト(17)を含む、「聞いている人々を滅ぼすことになるような、ことばについての論争(14)」をする人たちのことです。教会内で意見や教理が分かれることは悲しいことですが、避けられないことでもあります。特に教理においてはそれぞれの宗派で主張するポイントが違い、互いに受け入れられない状態になってしまいます。3Dの偶像はダメでも、2Dの絵画ならOKだとか、異言はまやかしだとか、いろいろな意見があります。どんなに聖書に忠実で相手を敬い、受け入れようとしても教えの部分でつまづきは起きます。テモテにも同じような問題がありました。人が死んでも、生き返り神とともに生きることができます。復活はやがて来る信仰者にとっては希望でもあります。しかし、教会内で復活は終わった、もう新たに復活など ない…と教える者たちがいたようです。ヒメナオとピレトの名前が挙げられているのは、おそらくこの2名が指導的立場にあり、教会内でもある程度のポジションだったからだと思います。長老クラスの迷いごとは非常に困るものです。