ほふられたと見える小羊

黙5:6「さらに私は、御座――そこには、四つの生き物がいる――と、長老たちとの間に、ほふられたと見える小羊が立っているのを見た。これに七つの角と七つの目があった。その目は、全世界に遣わされた神の七つの御霊である」
この4つの生き物というのが、なかなか曲者で、封印が1つ解かれるごとに彼らがヨハネを呼び、恐ろしいことがおきるのです(6:1-8)。1918年ごろ、ちょうど第一次世界大戦のときにスペイン風邪が世界的に大流行しました。このインフルエンザによって死んだ人は5000万人を超えるとも言われています。それに引き続き1940年には第二次世界大戦勃発し、世界中で2000万人の死者を出しました。これらの何千万単位の死者が出ても、世の終わりは来ませんでした。疫病がおき、たがいに殺し合っても、まだ主のときではなかったのです。黙示録には殉教者たちが「血の復讐をなさらないのですか(6:10)」と訴えることが書かれていますが、「あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで(6:11)」待つように言い渡されています。主の怒りが頂点に達す るまでには、もっと多くの血が流されなければならない…とも受け取れます。むごいようですが、主が来られる時は、多くの人が主を待ち望む時でもあることを悟る必要があると思います。