ペリシテ人について

エレ47:1「パロがまだガザを打たないうちに、ペリシテ人について、預言者エレミヤにあった主のことば」
バビロンはイスラエルとユダだけをターゲットにしていたわけではありません。近隣諸国の全部はバビロン征服の対象となりました。エジプトもペリシテもツロもシドンも、歴史の波にのまれていったのです。ユダ国の例を見てもわかるように、バビロンは聖書に書かれているような、「聖絶」は行いませんでした(出2:20)。それゆえペリシテ人がこの世からいなくなったわけではありません。現在でも「パレスチナ」と名前を変え、ユダヤ人の国家イスラエルと戦争を続けています。1993年アメリカのクリントン大統領の仲介で、「オスロ合意」が行われ、イスラエル、ラビン首相とPLOアラファト議長は歴史的合意に達し、2人ともノーベル平和賞を受賞しています。しかし、聖書に書かれているように、いつの時代 にもペリシテはイスラエルとは平和を築けず、21世紀になっても彼らの根本的な問題は解決せず、アラブ諸国イスラエルは現在も交流はありません。約束の地に平和が来るのは主が治める時代になってからだと思います。