宮に関する律法

エゼ43:12「宮に関する律法は次のとおりである。山の頂のその回りの全地域は最も神聖である。これが宮に関する律法である」
人が守り行う律法とは違う律法で(出20章)、神殿に関する律法です。「律法」のヘブル語は「towrah(トーラ)」で、モーセ5書を指し、日本語の「虎の巻」の語源だとも言われています。口語訳では「規定」と訳され、神殿そのものが持っている本来あるべき姿のような意味合いです。それが山の頂とその周りが神聖である、というものです。この律法は厳守したり、違反すると罰則があるようなものではありません。新しく作られる神殿は山頂にあり、その場所は主が聖別したかけがえのない唯一の神殿になるということです。他の宗教のように偶像が あったり、人の手によって仕えられる必要はないのです(使17:25)。エゼキエルが示された神殿は祭壇にいたるまで詳細が書かれています。祭壇は 一回り大きく、三段の階段型となっており(13:17)、それは神殿の壁も同様の三段の構造で徐々に中央に向かって上るようになっています(41:6-10)。そこに仕える者は、聖所での着物を外で来ることも許されないほど(42:14)、聖められているのです。新しい神殿は汚れのない聖い神の宮です。