マケドニヤの人が私といっしょに

2コリ9:4「そうでないと、もしマケドニヤの人が私といっしょに行って、準備ができていないのを見たら、あなたがたはもちろんですが、私たちも、このことを確信していただけに、恥をかくことになるでしょう 」
マケドニア地方の第一の都市はピリピだと聖書にあります(使16:12)。コリントからは北に位置し、パウロが幻によって、導かれ伝道した地域でもあります(使16:9)。一般的にはヨーロッパで最初の教会だとも言われています。また、マケドニアからはアレキサンダー大王が生まれており、ペルシャからギリシャを守る防波堤のような役割をしており、聖書時代のアジアとの分岐点ともなっています。マケドニアは隣国のアルバニアセルビアブルガリアとの統廃合を繰り返し、1990年冷戦終了とともに、ユーゴスラビアから独立しました。現在はマケドニア正教会が中心となり、人口の約75%がクリスチャンの国となっています。2005年にEUに加盟し、同時にNATOにも加盟しました。コリントは貿易港として 繁栄し、教会に集う人もある程度経済力があったことは想像できます。献金の額で、信仰の有無を測るわけにはいきませんが、もし神が示してくださったのであるなら、喜んで捧げることをパウロは伝えています(7)。決して、アカヤがこうだからマケドニアもこうあるべきだ…という意味ではありません。パウロが最初に伝道した地域の国が21世紀になっても、神を信じる人が起こされていることは感謝なことです。