創世記47章 その土地はパロのものとなった

創47;20「それでヨセフはエジプトの全農地を、パロのために買い取った。ききんがエジプト人にきびしかったので、彼らがみな、その畑地を売ったからである。こうしてその土地はパロのものとなった」
パロに夢を見させたのも、それを解き明かすように導いたのも神ご自身です(41:1-16)。ヨセフによって7年の豊作と7年の飢きんが預言されていました(41:26ー27)。もし、先物取引で7年先までの天候が分かっていたなら大金持ちになれるでしょう。ヨセフの話はまさにその通りになった話です。2~3年の飢きんならたまにある現象ですが、7年ともなるとどんなに蓄えがあっても底をついてしまいます。果たしてヨセフの解き明かしの通り7年の豊作が続きました(41:53)。普通なら来年も豊作だろうとたかをくくるところですが、神を信じるなら豊作の7年間に気を抜かずにしっかりと食料を貯めて、豊作であっても倹約して次の7年の飢きんに備えるべきです。ヨセフはそのようにしました(41:54)。なぜならヨセフは夢を解き明かしたのは自分ではなく神であることを知っていたからです(41:16)。それでもエジプト人に食傷を与える条件は厳しいものでした。すべての銀(15)、家畜(17)、農地と人(20)、とエジプトにあるすべてがパロの支配に収まったのです。すべてヨセフの功績で、ヨセフが牢獄にいても神への信仰を失わなかったためです。