出エジプト24章 七日目に主は

出24:16「主の栄光はシナイ山の上にとどまり、雲は六日間、山をおおっていた。七日目に主は雲の中からモーセを呼ばれた 」
「7」はヘブル語「shebiy,iy(シェブイーイ)」が使われ、主が天地創造の完成を告げ、なされたすべてのわざを休まれたのが7日目です(創2:2)。以降、「7」は神の数字とされ、世界の暦の周期は7日になっています。聖書では7日や7年が節目に登場し、神のご意思が働いていることがわかります。ノアの時代に主の洪水の宣言から7日目に雨は降り始めました(創7:10)。ヨセフはエジプトに7年の豊作と7年が飢きんあることを預言しました(創41:29-30)。イエス様はペテロに自分がキリストだと告げてから7日後(六日たって)に山上で御姿に変わられました(マタ16:16-17:1)。そのほか数えきれないほどの7にまつわる物語が聖書に記されています。モーセは山の上で6日間待機し、7日目に主はモーセを呼ばれています。その6日の間に主の雲が山を覆い、その栄光は山に留まっていました(16)。3日目でもなく4日目でもない7日目だと聖書は記しています。必ず「6」を経てからでないと7に移りません。それは人にはわかりませんが、神の絶対的な時間の法則があります。全宇宙も全世界もこの神の時間の法則に従って造られました。逆に言うならば、神のわざに至るまでは、「6」を待たなければなりません。「6」のままで終わるなら、未完成を意味します。人はいまは「6」の状態ですが、やがて「7」を迎えるときが来ます。