私は富む者となった

ホセ12:8「エフライムは言った。「しかし、私は富む者となった。私は自分のために財産を得た。私のすべての勤労の実は、罪となるような不義を私にもたらさない」」
エフライムはアッシリヤやエジプトと貿易し稼いでいました(1)。エフライムはヨセフとエジプトのパロの娘アセナテとの間に生まれた2番目の子です(創41:52)。ヨセフはヤコブと正妻ラケルとの間に生まれた最初の子で、アブラハムの直系と言うことができます(創30:22)。しかし、ラケルの姉レアとの結婚が先になり(創29:23)、レアから生まれたルベンが実質の長男となりました。それでも主はエフライムを覚え、ヤコブがマナセとエフライムを祝福したときには手を交差させ、エフライムが右手になるようにしたのです(創48:14)。主はヨセフを大切に思い、イスラエルでは最大部族にエフライムを置き、南ユダではベニヤミンが残るようにされました。エフライム(イスラエル)は貿易で得た財産で高慢になり、次第に 主から離れていったのです。富があることに慢心して心が神から離れることは避けられないことです。それゆえイエス様は「金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい(マタ19:24)」と言われたのです。