ヨシュア17章 なお十の割り当て地が

ヨシュ17;5「こうして、マナセはヨルダン川の向こう側のギルアデとバシャンの地のほかに、なお十の割り当て地があてがわれた」
ギルアデとバシャンというのは、川を渡る前に与えられた放牧に適した地のことです(13:31)。マキルは戦士であり、勇敢にもギルアデにいた先住民エモリ人を追い出しました(民32:39)。それゆえにガドやルベン族などよりも大きな土地が与えられました。マナセは全員がヨルダン川を渡らなかったわけでなく、半分は約束の地に入っています。ここでツェロフハデ問題が起きます。娘しかいない者が部族を相続するにはどうすべきか…という問題です(4)。結局、娘たちは、父側のおじの息子にとつぎ(民36:11)、マキル、ギルアデの氏族の名を残すことができました 。彼女たちの知恵で、マナセ族はユダ族をしのぐ最大領地を獲得しています。エフライムは山地に住み着き、山を支配する部族となります。ヨシュアの遺体もエフライムの山に葬られたとあります(24:30)。ユダ、ベニヤミンとたもとを分けたときにも(1王11:31)、エフライムがリーダー役となり、以降エフライムは北イスラエルを代表する部族となっています。