ヨシュア記16篇 ヨセフ族、マナセとエフライム

ヨシュ16:4「こうして、ヨセフ族、マナセとエフライムは、彼らの相続地を受けた」
12部族の内、ガド、ルベン、マナセ半部族はヨルダン川の東側に相続地を受けています。残り9部族半となり、ユダ族は先にくじの割り当て地を受けています(15章)。ヨシュアは次にヨセフ族、すなわちエフライムとマナセの残りの半部族に割り当て地を与えます。ヨルダン川を渡って最初に与えられた2部族半の領土は全体の7割を占める大きさでした。特にユダ族の割り当て地は大きく、2番くじを引いたシメオンはユダの中に割り当て地をもらいました(19:9)。また、最初にくじを引いたベニヤミンは、ユダとエフライムの間に割り当て地を持ちますが(18:11)、エルサレムという好立地を含んでいました(18:28)。ユダ族の領地はネゲブを含む荒野の地が多く(15:19)、最も肥沃な土地はエフライムだと言えるでしょう。しかし、ユダはエブス人(15:63)、エフライムはカナン人(10)を追い出すことができませんでした。先住民を残したことは、後々つまずきの原因になっていきます。今はカナン人は奴隷かも知れませんが、彼らの信仰するバアル、ダゴンなどの神が、イスラエルを苦しめることになるのです。