イザヤ19章 わたしの民エジプト

イザ19:25「万軍の主は祝福して言われる。「わたしの民エジプト、わたしの手でつくったアッシリヤ、わたしのものである民イスラエルに祝福があるように」」
アッシリアイラク、シリア、トルコに渡る大帝国でしたが、現代ではいずれの国もイスラム国家となっています。しかし、「アッシリア人」となると話は変わってきます。古くからシリア人、アラム人とも呼ばれ、「シリア正教会」というキリスト教一派が存在します。ヨーロッパ、中東を中心に移住しており、約330万人いるとされています。一方、エジプトのキリスト教徒は人口の約1割いるとされ、総人口からの割合だと800万人ものクリスチャンがいることになります。その中心となっているのが「コプト正教会」 で、エジプトが発祥とされています。その昔、ヨーロッパを中心に十字軍が結成され、クリスチャンでなければ人にあらず…のような思想で、イスラム教とユダヤ教を弾圧しました(11-13世紀)。現在では逆に過激なイスラム思想が、「人はみなイスラム教徒でなければならない」という発想でテロを繰り返しています。そういう危険な時代でも、エジプトにもアッシリアにも聖書の神を信仰する者たちがいることは驚きです。