黙示録4章 自分の冠を御座の前に投げ出して

黙4:10「二十四人の長老は御座に着いている方の御前にひれ伏して、永遠に生きておられる方を拝み、自分の冠を御座の前に投げ出して言った」
それまで24人の長老は御座の回りの座にすわっていました(4)。そして御座から「いなずまと声と雷鳴(5)」が聞こえ、御座の前で神の7つの御霊が現れます(5)。その後4つの不思議な生き物が現れ、御座に着かれた神を賛美し始めます(9)。どうやら、この生き物は神の露払いのような役割で、生き物が出てくると神が御座に着かれるような印象を持ちます。なぜなら、生き物が現れてから、長老たちは座からおりて御前にひれ伏しているからです(10)。さらに、彼らは与えられた金の冠を投げ出し(10)、主をたたえるのです。頭を下げることは、弱点をさらけ出し、相手に敵意のないことを示す行為です。ひれ伏すことはさらに相手に全面的に従うことを表します。神の前では自分たちのかぶっている冠でさえ投げ出すほどの畏れを示しています。どんなに人に誉が与えられようが、神の栄光の前では何の意味もないのです。長老たちは自分たちの冠を捨てて、神の前に出ました。神の前で座ることもできず、ただその栄光と誉に圧倒される様子がここに垣間見えます。