黙示録3章 サルデスには

黙3:4「しかし、サルデスには、その衣を汚さなかった者が幾人かいる。彼らは白い衣を着て、わたしとともに歩む。彼らはそれにふさわしい者だからである」
どの教会にも一長一短があり、すべてが良い、あるいはすべてが悪いわけではありません。サルデスの教会は「実は死んでいる(1)」と書かれ、表面的に活動的で活発な様子とは違った判断がされています。「白い衣」は御使いが来ていたもので(ヨハ20:12)、天で仕える者の衣装のようです。また、子羊の血で、白くなる衣を着ることから罪のない状態を表していると考えられます(7:14)。このように汚れていない者がサルデスの教会を支えていたのです。逆の言い方をするなら、どの教会でも数人の汚れのない者がいることで、主から完全に見放されることはないと言うことになります。そして、サルデスの教会に「目を覚ましなさい(2)」と忠告が語られています。これも逆の言い方をするなら、目を覚ましさえするならば、主は盗人のようには来られず(3)、勝利を得て白い衣を着ることができるのです(5)。すべては「耳のある者(6)」への神からの忠告です。どの教派が7つの教会のどれに当てはまるとかを論じる人はたくさんいます。しかし、自分の教会はエペソだのスミルナだのと言う人たちは「耳のある者」から、かけ離れた人だと思います。