2サムエル記2章 代金を払って、あなたから買いたい

2サム24:24「しかし王はアラウナに言った。「いいえ、私はどうしても、代金を払って、あなたから買いたいのです。費用もかけずに、私の神、主に、全焼のいけにえをささげたくありません。」そしてダビデは、打ち場と牛とを銀五十シェケルで買った」
現在のイスラエルも略奪ではなく、買収によってパレスチナの土地を得ています。その大きな原動力になったのがフランスのロスチャイルド家です。第一次世界大戦の敗戦国になったドイツから「鉄道権」を受託したことや、またイギリス・ロスチャイルドオスマン・トルコに1億ポンドの貸付をしており、敗戦のため未払い分をパレスチナに対する権利を要求しました。これらの金銭的なやり取りとは別に、フランスとイギリスはサイクス・ピコ協定オスマン・トルコを分割する密約を交わしていたのです。世界史ではユダヤ人がパレスチナを占領したことだけが書かれ、あたかも横暴なイスラエル国のイメージが先行しています。しかし、ユダヤ人たちは正当な金額を払って、元トルコから土地を購入したのです。それは、ダビデがしたように値切らず、相手の言い値のまま払ったと記録に残っています。現在のパレスチナ難民の根本的な原因はむしろ、イスラム国のシリヤ、ヨルダン、エジプトにあります。特にエルサレムをどさくさに紛れて奪ったヨルダンには、大きな責任があると思います。