エレミヤ51章 他国人が主の宮の聖所に

エレ51:51「私たちは、そしりを聞いて、はずかしめを受けた。他国人が主の宮の聖所に入ったので、侮辱が私たちの顔をおおった」
聖所に入るには身を清め(2歴4:6)、いけにえを捧げ(出32:6)、特別な衣装を着なければなりませんでした(出39:41)。サムエルの息子たちホフニとピネハスは、主に捧げるいけにえを侮ったために死にました(1サム2:16)。聖所は神と謁見する場所であり聖なる空間です。何の備えもなく、軽々しく出入りできる場所ではないのです。バビロンは主の宮を財宝のある場所としか認識しておらず(15:13)、そのために主の宮を踏みにじりました。今、主はその復讐をされると言われています(11)。これと同様なことが外典マカバイ記に記されています。主の宮が現在は破壊されありませんが、エゼキエル書には新しい神殿が建てられることが預言されています(エゼ40章)。そして、新しく造られた至聖所に「荒らす憎むべき者(マタ24:15)」が入り、間違った捧げものをするのなら、バビロンの二の舞になってしまいます。我こそは神に仕えるしもべだと名乗る者が現れ、レビ族でもないのに聖所に入ることがあるなら気を付けなければなりません。歴史は繰り返され、バビロン(イラク)近辺の状況から目を離せません。