箴言18章 くじは争いをやめさせ

箴18:18「くじは争いをやめさせ、強い者の間を解決する」
ソロモンの言う通りなら、国連会議は5か国の常任理事国の投票をやめて、くじを引くようにすればよいのではないでしょうか。くじは古くから神の御心を知る方法として使われ、律法にもくじを禁ずるものはありません。神の御心を知る方法として、祭司はウリムとトンミムという石を胸当てに入れていました(出28:30)。ダビデはレビ族ではないのに、エポデを身にまとうことを好みました(1サム23:9)。エポデを着けるということは、胸当てもつけるということになります(出39:21)。ダビデが迷ったときに使ったのは、おそらくウリムとトンミムだったと思われます(1サム23:11)。「強い者の間を解決する」は新共同訳では、「手ごわい者どうしも引き分ける」となっています。くじにそれほどの力はありませんが、人が自分で判断することをやめたときに平和が訪れるのも皮肉なものです。聖書のくじの記述はウリム、トンミム以外にスケープゴートのものがあります。いけにえの2頭のヤギは、どちらを使っても構いませんが、くじを使わなければなりません。ここでも主の御心にゆだねることが必要なのです。