ゼカリヤ4章 その日を小さな事として

ゼカ4:10「だれが、その日を小さな事としてさげすんだのか。これらは、ゼルバベルの手にある下げ振りを見て喜ぼう。これらの七つは、全地を行き巡る主の目である」
すでに7つの目はゼカリヤが目撃しているものです(3:10)。そして、それは黙示録に出てくる7つの目と関連があると思います(黙5:6)。ここでは7つの目の役割は全地を見ることだとあります。現在、世界は5大陸とも6大陸とも言われていますが、7大陸だとするなら、南北アメリカ、アフリカ、オーストラリア、アジア、ヨーロッパ、南極の7つになります。世界の隅々まで主の目が行き巡り、主のときが来たなら、預言を成就させるのだと思います。そのときに2本のオリーブの木が鉢の左右にあり(3)、ゼカリヤはこのオリーブの木について2度も尋ねています(11-12)。ゼルバベルへのことば「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって(6)」は、2本のオリーブの木、すなわち2人の祭司ゼルバベルとヨシュアとも考えられます。しかし、ゼカリヤの見せられている幻が、もっと先のことで主が7つの目を用いて全世界を見なければならないのなら、終わりの時代を指しているのかもしれません。なぜなら「だれが、その日を小さな事としてさげすんだのか(10)」とあり、その日は決して小さな出来事ではないからです。