ゼカリヤ2章 一つの若枝を来させる

ゼカ2:8「聞け。大祭司ヨシュアよ。あなたとあなたの前にすわっているあなたの同僚たちは、しるしとなる人々だ。見よ。わたしは、わたしのしもべ、一つの若枝を来させる」
ゼカリヤが見ているのは主に大祭司ヨシュアを訴えるサタンの姿でした(1)。おそらくヨシュアは大祭司の衣を着ていなかったのだと思います(3)。彼には礼服が着せられました(4)。礼服は主の宴には欠かせないもので、もしこれを着なければ外に出されてしまいます(マタ22:11-13)。御使いやサタンはいったいどのような格好をしていたのでしょうか?彼ら以外にも何人かの人がいるようですが、ヨシュアの着替えを手伝った者たち(4)、ヨシュアの前に座っている同僚たち(8)と複数の人たちがいたことが書かれています。大祭司ヨシュアは、大祭司イエス(ヘブ4:14)に対する予兆的な存在で、そのヨシュアに「若枝」がいずれ現れることが告げられています。イエス様はメルキゼデクの位に等しい存在だとされ、救い主と同時に大祭司の一面もあるとあります(ヘブ6:20)。さらに「石」が置かれ、その一つには7つの目があったと書かれています(9)。ヨハネの見た幻の中にはほふられた羊に七つの角と七つの目があったことが書かれています(黙5:6)。ゼカリヤの幻には多くの新約に書かれていることが現れます。