ゼカリヤ5章 わたしの名を使って

ゼカ5:4「わたしが、それを出て行かせる。-万軍の主の御告げ-それは、盗人の家に入り、また、わたしの名を使って偽りの誓いを立てる者の家に入り、その家の真ん中にとどまり、その家を梁と石とともに絶ち滅ぼす」
「わたしの名を使って」とありますが、「名」はヘブル語の「shem(シェーム)」が使われ、「名声」や「評判」などの意味もあります。主の名前自体は「YHWH」で本当の発音はわからないのですが、「イエス」の名前は明らかです。イエス様自身も終わりの時代に「わたしの名を名のる者が大ぜい現われ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わすでしょう(マタ24:5)」と言われています。ビッグネームを語り人を信用させるのは、いつの時代でもだましの常とう手段で、ゼカリヤは巻き物が全地に出て行くことを告げられています(3)。聖書には「いのちの書」があることが書かれ、これに名前が記されている者はイエス様と新しい都に入ることができます(黙21:27)。逆にゼカリヤの「飛ぶ巻き物」に名前がある者は取り除かれるのです。そのさばきの基準は十戒の8番目「盗んではならない(出20:15」と9番目の「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない(出20:16)」というものです。全長8.8メートル、幅4.4メートルにどれだけの大きさの字が書かれているかわかりませんが、自分の名がないことを祈ります。