創世記8章 祭壇の上で全焼のいけにえを

創8:20「ノアは、主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜と、すべてのきよい鳥のうちから幾つかを選び取って、祭壇の上で全焼のいけにえをささげた」
ノアの家族だけが全世界で生き残りました。全焼のいけにえをささげたのは自分たちが助かったからでしょうか?ノアは神に従ったゆえに助かり、神のご計画のゆえに生きながらえました。聖書に書かれている主と共に歩んだ人はエノクに続いて2人目です。まだアダムから10世代しか経っていないのに、ほとんどのアダムの子孫は神から離れ、自分勝手な生活をして、いつも心に計ることは悪いことだけでした(6:5)。創世記8章にいたるまで、全焼のいけにえを捧げた人は誰もいません。少なくとも聖書の中には記録がありません。ノアがどこでどのようにいけにえを捧げることを知ったかはわかりませんが、神と和解し、感謝を捧げ、礼拝する心を持っていたのです。人には900年以上という長い齢が与えられていましたが、その間に増え続けた子どもたちの数は現在の人口増加とは比較にならないほど速かったと推測できます。それらの子がすべて悪を思い巡らすことは、主の目には悲しく映ったのだと思います。それゆえに人の齢は120年という制限を加え、ただネズミのように子が増えるのでなく、ゆっくりと子と向きあって神を伝えるようにしたかったのではないでしょうか。